二月の鯨

週3~5回いく映画鑑賞感想、たまに消化する積みゲーの感想、映画祭やドラマの話


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映画:運び屋。88の爺さんが、麻薬を運んで人生をマネーロンダリングする話

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クリントイーストウッド主演。久々の映画です。

88歳のクリントイーストウッドが、麻薬の運び屋を演じる。実際の事件が元になっている話。

もともと、クリントイーストウッドの映画は、実はあまり見たことがなくて、結構敬遠している方でした。

一番最初に見た映画は、多分Jエドガー。

そのあとは、アメリカンスナイパー。

そして、グラン・トリノ。ミスティック・リバー。

彼の映画って、全体的に凄い渋いなって感じる。

とかく、関わっている作品が多いだけに、見ないといけないんだが、見ないといけないんだが積み上がっていく!

 

そして、運び屋を見にいくことにした。

予告で、車の運転席から、助手席側に振り向くシーンがとても印象的だったので見にいくことにしたのだ。

 

この映画、もともと、90歳の爺さんが、麻薬の運び屋だったという事件を元にしているんですが、そいつの人間性や、背景がよくわからなかったから、資料などから元に想像を膨らませたものになっているとのこと。

 

自分は仕事に一生懸命、わき目もふらず、家族を蔑ろにして生きてきて、娘からも元奥さんからも疎まれている、そんな話。

娘さん役には、なんとクリントイーストウッドのまじな娘アリソンイーストウッドが出演している。

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クリントイーストウッドとも何度か共演しているようだが、この娘さん、物心ついた時にはすでに親父はいなかったという。

また、クリントイーストウッド自体も、5回ほど結婚離婚を繰り返しており、子供も10人以上いるらしい・・。なかなか凄いなイーストウッド。

しかも、その子供の母親は、妻の中にいなかったりするという・・・。

なかなか凄いな、イーストウッド。

そんな彼は、本当の娘であるアリソンイーストウッドと今回共演するという・・・w

ちなみに、彼女と共演することになったのは、イーストウッドの案ではないと、王様のブランチのインタビューで言っていたが、娘さんとの関係について、インタビュアーが尋ねると、複雑だねと言ったあと、冗談だけどね と言っていた。

本当に冗談なのかな?! と思わないでもなかったけれど。

 

ともあれ、そんな複雑な家族の状況、家庭を顧みず、仕事に映画人生に明け暮れたのかもしれないイーストウッドは、運び屋としてここで自身の投影でもするかの如く、映画が展開していく。

お金がどうしても必要になった、主人公は、ヤバイ仕事だとなんとなくわかっていても、麻薬を運び続ける。

 

犯罪だとわかっていても、なんだか、このイーストウッド演じる主人公が憎めず、ちょいちょい笑ってしまういちまくがたくさん出てくる。

ていうか、メキシコ人と友達になりたいとちょっと思ったよ 

麻薬を運ばせる為に、組織の下っ端にいるメキシコ人たちが、主人公に麻薬を渡すんだけど、主人公は、回を重ねるごとに彼らとジョークを飛ばしながら挨拶したりして、仲良くなっていく。

犯罪じゃなくて、まるで仕事しているように。

そう、ていうか、彼らにとっては生きていくための仕事だから!

イーストウッド演じる主役とも、顔なじみになって、タタ(爺さん)と呼ぶようになったり、爺さんが使いこなせない携帯の操作方法を教えたり・・・。

爺さんは爺さんで、麻薬を運びながら、ラジオを聞いて、一緒にカントリーを口ずさむ。

なんていうか、色々憎めない

そんな憎めない爺さんのセリフに多々笑わされてばかり。

そして、爺さん、順調に物事が運ぶかと思いきや、という展開が待ち受けていたりする。

 

凄い落ち込む映画でもなく、爽やかに、カントリーを聴きながら終われた、そんな映画でした。

 

最後のEDの歌も結構良かったと思います。

老いを受け入れるな、というような出だしの歌詞から始まる。

思い返すと、この映画は、古いものと新しいものを描いていたと思う。

古いものはどんどん古くなっていく。

みんな携帯電話ばっかり見て、インターネットでパンクの仕方をググったりしている。

インターネットが台頭し、爺さんの農場は潰れる。

そんな爺さんのトラックは古くて、カントリーソングがかかっている。

古いから、古く生きていくのかい?そう疑問を投げているようでした。

まあ、確かに、爺さんは、そんなお歳でも、若々しく女性たちと絡んでいる本作でしたねw

 

グリーンブックや、翔んで埼玉に人が押し寄せる中、今とっても空いていておすすめです!ぜひ、映画館でどうぞ。

 

P.S.

そういえば、タイッサ・ファミーガが孫役で出演していました。

彼女結構好きなんだよね。

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姉のヴェラ・ファミーガも結構好き!

 

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