映画、ギルティをみてきました。
警察の緊急コールセンターで働く主人公の元に、誘拐されたという女性からの一本の電話がかかってきて・・ という話。
そうまさに。
事件は、現場で起きているんじゃない、緊急コールセンターで起こっているんだ!
という踊るばりの室内で物語が展開するスリラーとなっております。
ちなみに、現時点でwikipediaを調べたところ、なかなか優秀で、あらすじが一切書かれていないw おい、どうしたwikipedia。持ち前のネタバレが発揮されてないぞw
・・・さて映画は、デンマーク映画らしいです。
この映画の面白いところは、室内だけで物語が展開し、主人公が聞こえる声・音によって、観客も一緒に探るような映画になっており、まるで最近みたサーチを思い起こすものがあります。
さて、この映画、スリラー映画なので、っていうか全然ネタバレできない系の映画なので、ネタバレなしでいきましょう。
この映画なのですが、ストーリーが進むにつれ、なかなかの大事件が起こってきます。
それは、なんていうか、彼にとってめっちゃくちゃ衝撃的な出来事。
ほんの小さなことが、とても大きなことに繋がって行く。そんな事件がいくつか起きるのです。
一つ目の事件が起きた時の衝撃的には、
あーーーーーーー〜ーーーー
という思いとともに、この後の二つめの事件が容易に想像できてしまうのですが、その予感がストーリーが進むにつれて
あーーーーーーーーーーーーわかってたけどやめてぇやぁあああああ
みたいな感じになります。
ちなみに、事件が起きるたびに、主人公の眼差し・彼の無言の尺がとても良く苦悩を表していて良いのです。
また、この映画、翻訳もなかなか良いのです。
ある意味叙述トリックというか、翻訳トリックです。
一つ目の事件の後、電話していると、度々、誰かのことを複数形で呼ぶシーンが出てくるんですが、実際に本国の言葉では、名前で呼んでいるのです。
これを翻訳している時には複数形で呼んでいる。
私は思いました。
ありがとう!!!!君を讃える!!
ちなみに翻訳している人は佐藤恵子さんという方みたいですね。
東北新社?の方みたいです。
さて、この映画、みているともどかしい点が色々あるんです。
電話をかけている時の出るまでの時間の尺。
トゥルルルル、トゥルルル、トゥルルルル。
早く出てよ!!
やっと出たかと思うと留守番電話。
早く出てってば!
感情移入していますね。
ちなみに、主人公が電話をかける時に、
誰にかけるのか、次は誰にかけるのか、どうなったのか。
そう思うわけです。で、
最後に誰にかけるのか。
いいですね、いいと思います。
なかなかいい感じの映画でした。
最後に。
この原題THE GUILTYですが、邦題もギルティ。
名前が変わらなくて良かったです。
ギルティとは、一体誰の罪であるのか? 映画をみて行くに連れて明らかになるギルティ。
あー映画ってほんと楽しいですね。
さー今週もたくさん映画見るぞ〜〜
P.S.
ちなみに、主人公なかなかシブオジですね。