ワンダー、君は太陽(原題:Wonder)を見てきました。
実はみるつもりはなかったのですが、食わず嫌いもあれだなと思って見に行くことにしました。
あらまし
生まれつき病気で顔の形が変形しているオギーは病院に二重数回手術をうけ、自宅学習、学校には行っていない。
ある日、とうとう小学5年生になった彼は学校に通うことになるのだが、皆からは好奇の目で見られ・・。
普通のお涙頂戴モノではない
私も大人になるに従って、斜めに見るようになってきたものですが、こういう感じの映画(予告)が嫌なんですよね。
だって、いかにもだから。
いかにも、でいうとチョコレートドーナツとかも嫌だったんですよね。
だから、予告見た瞬間、 ああ、そういういかにも映画 なのかな?と思ったわけです。
でも違いました。
それは途中で明らかになるのですが、
この映画なんと一人称視点ではないんですよ。
普通は、オギーを中心にした視点だけを軸に物語が展開するものなんですが、こういう映画って。
この映画では、登場人物達のパートがいくつか用意されており、それが切り替わる構成になっているのです。
これは、いいですね。
オギーのお姉ちゃん視点の話とかだいぶ泣けますね。
お母ちゃんもお父ちゃんもオギーに掛かりっきりだから、お姉ちゃんは迷惑をかけないように、家族には涙を見せないように、今まで生きてきた。その苦悩を感じます。
途中で仲良くなったジャックも、家庭での悩みなんかをチョチョイと入れてくる。
お姉ちゃんの友達のミランダも、高校生になったら不良みたいな出で立ちになっていたわけですが、その理由なんかも順々に描いて行っているんですよね。
この他視点描写はとても良いと思います。登場人物達も、太陽なんですよね。
まあ、ただ出来過ぎている感は否めませんが。
ジュリアロバーツの表情がにくい!
いい意味で、ですけど。
彼女が私がしっかりしなくちゃ!泣いてどうするの!みたいな表情だとか、
嬉しくてまじ今泣きそう!(でも涙は落ちない)みたいなクシャ顔とか最高です。
お母さんの気持ちを表情だけで表しちゃってる。素敵ですね。
最近ジュリアロバーツ見てなかったけど、ドラマものにいろいろ出てくれないかな〜と思う次第です。
いい意味でも悪い意味でもいい子な映画
まあ、ただ私はいい意味でも悪い意味でもいい子な映画だなあ〜と感じました。
すごい悪い人っていうのは出てこないんですよね。ほとんど。
いい人ばっかりだな!!おい!
少しダークな人欲しかった気もするのですが、この映画には合わないでしょうね・・・。
という意味で、感情移入はできなかったんですよね、ただ泣けるは泣いてしまうw
ところで、最後のシーンは、
ハリーポッターの
グリフィンドールが優勝じゃぁああああ!のダンブルドア校長を思い出しました。
そういえば、ハリーも嫌われてましたよね。(懐かしい)
ということで個人的には、子供に見せたい映画のジャンルかな??と思います。