二月の鯨

週3~5回いく映画鑑賞感想、たまに消化する積みゲーの感想、映画祭やドラマの話


映画作品鑑賞リスト2024
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映画:ワンダー 君は太陽〜登場人物たちそれぞれの視点

ワンダー、君は太陽(原題:Wonder)を見てきました。

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実はみるつもりはなかったのですが、食わず嫌いもあれだなと思って見に行くことにしました。

 

あらまし

生まれつき病気で顔の形が変形しているオギーは病院に二重数回手術をうけ、自宅学習、学校には行っていない。

ある日、とうとう小学5年生になった彼は学校に通うことになるのだが、皆からは好奇の目で見られ・・。

 

普通のお涙頂戴モノではない

私も大人になるに従って、斜めに見るようになってきたものですが、こういう感じの映画(予告)が嫌なんですよね。

だって、いかにもだから。

いかにも、でいうとチョコレートドーナツとかも嫌だったんですよね。

だから、予告見た瞬間、 ああ、そういういかにも映画 なのかな?と思ったわけです。

でも違いました。

それは途中で明らかになるのですが、

この映画なんと一人称視点ではないんですよ。

普通は、オギーを中心にした視点だけを軸に物語が展開するものなんですが、こういう映画って。

この映画では、登場人物達のパートがいくつか用意されており、それが切り替わる構成になっているのです。

これは、いいですね。

オギーのお姉ちゃん視点の話とかだいぶ泣けますね。

お母ちゃんもお父ちゃんもオギーに掛かりっきりだから、お姉ちゃんは迷惑をかけないように、家族には涙を見せないように、今まで生きてきた。その苦悩を感じます。

途中で仲良くなったジャックも、家庭での悩みなんかをチョチョイと入れてくる。

お姉ちゃんの友達のミランダも、高校生になったら不良みたいな出で立ちになっていたわけですが、その理由なんかも順々に描いて行っているんですよね。

この他視点描写はとても良いと思います。登場人物達も、太陽なんですよね。

まあ、ただ出来過ぎている感は否めませんが。

 

ジュリアロバーツの表情がにくい!

いい意味で、ですけど。

彼女が私がしっかりしなくちゃ!泣いてどうするの!みたいな表情だとか、

嬉しくてまじ今泣きそう!(でも涙は落ちない)みたいなクシャ顔とか最高です。

お母さんの気持ちを表情だけで表しちゃってる。素敵ですね。

最近ジュリアロバーツ見てなかったけど、ドラマものにいろいろ出てくれないかな〜と思う次第です。

 

いい意味でも悪い意味でもいい子な映画

まあ、ただ私はいい意味でも悪い意味でもいい子な映画だなあ〜と感じました。

すごい悪い人っていうのは出てこないんですよね。ほとんど。

いい人ばっかりだな!!おい!

少しダークな人欲しかった気もするのですが、この映画には合わないでしょうね・・・。

という意味で、感情移入はできなかったんですよね、ただ泣けるは泣いてしまうw

ところで、最後のシーンは、

ハリーポッターの

グリフィンドールが優勝じゃぁああああ!のダンブルドア校長を思い出しました。

そういえば、ハリーも嫌われてましたよね。(懐かしい)

 

ということで個人的には、子供に見せたい映画のジャンルかな??と思います。

 

 

 

 

 

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